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階段設計・施工の注意事項

施工上のご注意

●建築基準法から外れた施工はしないでください。

●製品の目的と違う使い方や加工はしないでください。製品強度が失われる可能性があります。

●コンクリート系・モルタル系の建物では完全乾燥に3年程度かかるといわれています。施工する場合には、必ず湿気止めを行ってからの施工をしてください。怠ると湿気を吸って反り・割れが出る可能性があります。

●積層材は無垢材に比べ収縮等は少ないですが、最大長さ方向に0.15%、巾方向には1%ほどの伸び縮みがでる可能性があります。

●施工前には必ず裏面、側面、木口に塗装処理するなどして湿気から守るようにしてください。特に踊り場等巾の広い物は、塗装処理が必要です。

階段設計・施工の注意事項
階段設計・施工の注意事項

廻り階段の規定

 

廻り階段の規定

廻り階段踏板の場合も踏面寸法の規定が適用されます。建築基準法施行令第23条により、廻り階段では、踏面の狭い方の壁面から300mmの位置が有効踏面とされており、150mm以上が必要です。

4段廻り踏板の納め方について

4段廻り踏板を施工する場合、第23条に適合させるには、段鼻の支点を壁の仕上面から85mm以上内側に入った位置に定める必要がありますので、ご注意ください。
 
 
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集成階段 施工に関するご注意

●集成材階段は天然木材を縦・横に接着した集成材を加工した製品です。外気の温度・湿度変化により収縮・膨潤します。

●木材の収縮・膨潤を無理に規制・拘束するような施工をおこなうと、反りや割れが発生します。特に木ネジで木材の幅方向の収縮を無理に規制・拘束する施工をおこなうと収縮割れが発生します。

●天然木の集成材を使用するため、収縮による縮み、やせが生じ、踏み鳴りがでます。その際にはクサビの調整等メンテナンスが必要です。